【豊川市】外から見えない窓の性能、どこで差が出る?

1. はじめに
「見た目は同じような窓なのに、なぜ暖かさが違うの?」
「最近の窓はどれもきれいに見えるけれど、性能差ってあるの?」
こう感じたことはありませんか?
実は、窓の“性能差”は外から見ても分からない部分にこそ潜んでいます。
見た目が同じでも、素材・構造・ガラスの種類で断熱性・防音性・防犯性がまったく違うのです。
今回は、豊川市でリフォームや新築を検討している方へ向けて、
**「見た目ではわからない窓性能の本当の違い」**を専門的に解説します。
2. 豊川市の住宅事情と窓性能の課題
2-1. 築20〜30年の住宅に多い「旧世代の窓」
豊川市では、平成初期に建てられた住宅が多く残っています。
当時主流だった「単板ガラス+アルミサッシ」は、断熱性能が低く、
冬は底冷え・夏は蒸し暑い環境をつくりやすい構造です。
外から見れば普通の窓でも、実際には
“熱の出入り口”になっており、光熱費の大半をムダにしているケースもあります。
2-2. 気候による影響
豊川市は太平洋側特有の気候で、
冬は放射冷却による朝晩の冷え込み、夏は35℃を超える猛暑。
この寒暖差が窓の性能差を最も顕著に表します。
同じ外観でも、「内側の構造」が違うだけで体感温度は3〜5℃変わることも。
つまり、窓の性能は**“見えない部分”で家の快適さを決めている**のです。
3. 性能差を生む3つの要素
3-1. サッシ(枠)の素材
外から見たデザインは似ていても、枠の素材によって性能は大きく異なります。
| サッシの種類 | 特徴 | 熱伝導率(低いほど断熱性が高い) |
|---|---|---|
| アルミサッシ | 軽くて安価だが、熱を伝えやすい | 高い(断熱性低) |
| 樹脂サッシ | 熱を伝えにくく、結露が少ない | 低い(断熱性高) |
| アルミ樹脂複合サッシ | 外側はアルミ、内側は樹脂でバランス型 | 中程度 |
たとえば、樹脂サッシはアルミの約1/1000しか熱を伝えないといわれ、
「窓辺の冷気がなくなった」「結露が出ない」と体感的な違いが出ます。
3-2. ガラスの構造
外観は同じ透明ガラスでも、内部構造が全く違います。
単板ガラス
1枚のみのガラス。外気温の影響をそのまま受ける。
冬は結露、夏は日射熱で室温上昇が激しい。
複層ガラス(ペアガラス)
2枚のガラスの間に空気層を設けたタイプ。
空気が断熱層となり、熱の出入りを抑える。
Low-E複層ガラス
ガラス内面に金属膜コーティングを施し、
熱線を反射・遮断して断熱効果をさらに高める高性能タイプ。
豊川市のような“寒暖差エリア”に最適です。
3-3. 気密性の違い
性能を決定づけるのがサッシの精度とパッキンの密着性。
わずか1mmのすき間からでも冷気・音・湿気は簡単に入り込みます。
アルミサッシの戸車が摩耗していたり、
パッキンが硬化していたりすると、
「風が通る」「音が漏れる」「結露が止まらない」などの症状が出ます。
逆に、気密性能の高いサッシでは、
同じ外観でも“空調効率”や“静けさ”がまるで違います。
4. 豊川市で多い“見えない性能差”の実例
4-1. 築25年・アルミサッシ住宅のケース
冬のリビングが冷え込み、結露でカーテンが濡れていたご家庭。
見た目はきれいな窓でしたが、単板ガラス+アルミサッシで断熱性能が不足していました。
対策:Low-E複層ガラス+樹脂内窓を設置。
施工後、「暖房を弱めても部屋全体がぽかぽか」「朝の結露がゼロに」と実感。
エアコンの電気代も月1,800円削減されました。
4-2. 幹線道路沿いの住宅・防音リフォーム事例
国道151号線沿いで騒音に悩んでいた住宅。
外観は同じでも、内窓を設置するだけで防音性能が格段にアップ。
結果:
テレビの音量を3段階下げても会話が聞こえるようになり、
「まるで別の場所に引っ越したみたい」とご家族が驚かれました。
5. 見えない性能を“見抜く”チェックポイント
- ガラスの端に「Low-E」などの刻印があるか
→ なければ単板または一般複層ガラスの可能性。 - サッシ枠の内側に結露跡や黒ずみがないか
→ 気密性が低く、断熱性能が下がっているサイン。 - パッキンが硬化・ひび割れしていないか
→ 隙間風・防音低下の原因。 - 窓際で温度差を感じるか
→ 床付近の冷気が強いなら、断熱性能不足の可能性大。 - ガラスを触って冷たく感じるか
→ 熱が逃げている証拠。複層ガラスなら冷たさを感じにくい。
6. 性能を高めるおすすめリフォーム
6-1. 内窓(二重窓)リフォーム
既存窓の内側に樹脂製の窓を設置し、空気層を作ることで
断熱・防音・防犯すべてに効果を発揮。
豊川市では補助金対象工事としても人気です。
施工時間は1窓あたり1〜2時間程度。
「取り付けたその日から違う!」と実感されるお客様が多くいらっしゃいます。
6-2. サッシ交換(カバー工法)
古いアルミサッシを樹脂や複合サッシに交換。
外壁を壊さずに施工でき、デザインも一新できます。
外観の見た目は変わらなくても、
家の内部環境が劇的に変化するのがこの工法の魅力です。
6-3. Low-E複層ガラスへの交換
単板ガラスをそのままLow-Eタイプに交換するだけでも、
窓際の体感温度が2〜3℃改善されるケースがあります。
コストを抑えたい方におすすめの方法です。
7. 豊川市での補助金活用
2025年度も継続見込みの「住宅省エネキャンペーン」では、
窓の断熱リフォームに最大20万円超の補助が受けられます。
対象工事:
- 内窓設置
- ガラス交換
- サッシ交換
「外から見たら同じ窓でも、性能を上げたい」
という方にこそ、この制度を活用する価値があります。
8. まとめ 〜“見えない窓性能”こそ家の本当の価値〜
- 外からは分からないが、窓の性能差は生活快適度に直結する
- サッシ素材・ガラス構造・気密性が“性能の3本柱”
- 断熱・防音・防犯は、すべて窓から改善できる
- 豊川市の気候に合わせたリフォームで光熱費も削減可能
見た目がきれいなだけでは、家の価値は守れません。
“中身の性能”こそが、住まいの快適さと資産価値を決める時代です。
もし「うちの窓、見た目はきれいだけど…?」と感じたら、
一度プロによる診断を受けてみてください。
ほんの1枚のガラス、1本のサッシが、暮らしを大きく変えるきっかけになります。
お問い合わせ情報
窓リフォームダイレクト 東三河店
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